サッカーのポジションの中で、唯一「手でボールを扱える」のがゴールキーパーです。
味方ゴール前で相手の攻撃を防ぐのがゴールキーパーの最大の役割ですが、他のフィールドプレイヤーには適用されないルールがいくつかあります。



サッカーの反則と言えば「ハンド」つまり手でボールを扱う事がよく挙げられますが、実はキーパーでも「ハンド」の反則を適用されてしまうルールもありますし、キーパーが手でボールを扱うのにもちょっとしたルールが存在します。いわゆる「6秒ルール」「歩数の制限」と言われるものです。


それらのルールを正確に理解する事が、これからキーパーを始めようとされている初心者プレイヤーにとってより上手になるコツでもあります。


アクロバティックなセービングで強力な相手のシュートを華麗に防ぐテクニックを持っていても、キーパーに関してのルールを理解していないとその力は十分には発揮できません。


そして華麗なセービングテクニックを習得するのには地道な練習が必要ですが、キーパーにだけ適用される「ハンド」「6秒ルール」「歩数制限」などを理解し、プレーに活かすことはその日から可能です。


トッププロで活躍しているキーパーはこの「キーパーにだけ適用されるルール」に反しないプレーを上手に出来るキーパーでもあります。

彼らが実践しているちょっとしたテクニックは初心者キーパーの方でも真似出来ることがあります。今回はキーパー初心者の方にそのコツをズバリお教えします!

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キーパーにだけ適用されるルール これをまず抑えよう!

  • ハンドはどんな場面で適用されるのか
  • 6秒ルール、歩数制限とは

ハンドはどんな場面で適用されるのか


フィールドプレイヤーの場合はその状況や意図があったかどうかも若干影響をするものの、基本的に腕から先でボールに触れると「ハンド」の反則となりますが、ゴールキーパーの場合も以下の条件下では手でボールを扱った場合「ハンド」の反則となります。

「保持していたボールを離してから、他の競技者が触れる以前に、再び手で触る」
ルールブックの書き方なので少し難解と感じられるかも知れませんが、「保持する」という言葉の解釈が重要です。


「保持する」とは意図的に手を使ってボールをコントロールする事です。つまりバスケットボールのドリブルの様にボールを地面についてキープしたりする事は反則となります。そして、このルールと上手く付き合う事がゴールキーパーの優劣に大きな差をつけます。

「味方のプレーヤーからキックで返されたボール(バックパス)を手で触れる」
「味方のプレーヤーからスローインで返されたボールを手で触れる。」
「自分のペナルティーエリア外では、手または腕でボールを扱うことについて他の競技者と同様に制限される」
この3点については、全て読んで字のごとく。昔はバックパスを手で触れる事がルール違反ではありませんでしたが、それがもとでキーパーによる「時間稼ぎ」の温床となっていた為ルールの改正がされました。

6秒ルール、歩数制限とは

これもキーパーによる「時間稼ぎ」を減らすために設定されたルールですが、細かい改正が頻繁に行われているので現行のルールをしっかりと理解する事が大切です。


「ボールを6秒以上手で保持する」


以前は、ボールを保持できる時間制限は4秒で、それに加えてボールを保持した状態で4歩以上歩いてはいけない。というルールでした。いわゆる「4ステップ」という歩数制限のルールです。
しかし、審判がこれを厳密に判定する事が難しく適用上非常に曖昧な状況となっていた事から、2000年代に入り「4ステップ」は廃止され、新たにキーパーのボール保持時間の制限が6秒へと改正されました。

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キーパールールとの上手な付き合い方のコツはズバリ「時間稼ぎ」だ!

「時間稼ぎ」もテクニックの1つ

上手なゴールキーパーは、このルールと上手く付き合うテクニックを持っています。ポイントは「上手に時間を稼ぐ」という事です。


サッカーのルール改正の歴史は、「ゴールキーパーに時間稼ぎさせない」が常にテーマであったと言っても過言ではありません。


唯一ボールを手で扱えるゴールキーパーは簡単にボールを奪われないので、ある意味で「時間稼ぎ要員」でもあるのです。


「勝っていて残り時間が僅かな状況」「押し込まれて味方に疲れが見られる状況」「味方が定位置に戻り切れていない状況」こうした「ちょっとだけ時計を進めたい」時にゴールキーパーは時間稼ぎをします。良いか悪いかは別として、これもサッカーのテクニックに1つでもあるのです。

「保持していたボールを離してから、他の競技者が触れる以前に、再び手で触る」との付き合い方

「保持していたボールを離してから、他の競技者が触れる以前に、再び手で触る」このルールに沿った上手な時間稼ぎの仕方は具体的にどういうプレーなのでしょう。


ポイントは1つ「なるべく手でボールを触らない」と言う事です。


キーパーなのに何で!?と思われるかも知れませんが、キーパーは「手」でボールを扱う事については制限がありますが、それ以外の身体の箇所、脚や胸、頭、などでのボールキープについてはフィールドプレイヤーと同様に状況や時間の制限がありません。


上手なキーパーは、相手の蹴ったこぼれ球などを自分のボールにする際のファーストタッチを胸や脚を使ってします。そして、相手がそのボールを取りに向かってこない限り、「手」でそのボールを触りません。こうすれば簡単に時間稼ぎが出来るのです。


これはトッププロの試合を見ていても頻繁に出てくるシーンですが、その意図を理解出来ていれば、テクニックとしてはそれほど難易度の高いプレーではないので、初心者キーパーでも実践しやすいプレーです。


どんどん真似をして、「ワンランク上」のキーパーになっちゃいましょう!

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