亡くなった家族の法事を執り行うことになったけれど、今までは全部親任せ。今回は全部自分でやらなくてはいけない。どうしたものか・・・。


お葬式もそうですが、法事などの弔事は世代交代が必然です。
特に長子である方はかなり高い確率で法事の施主をする運命にあると言えるでしょう。


会食ひとつ取っても、服装のマナーや正しい席順の決め方、挨拶はどうすれば良いのか、更には金額はどれくらいかけるべきなのか?
こういう事って案外誰からも教わる機会がないんですよね。


今回は「法事会食の服装や席順、挨拶や金額について教えます!」と題して、法事会食を行うのに必要な情報をまとめてご紹介いたします。

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服装は基本的に喪服

法事で身につける服装は、亡くなってから満2年の時期に行う3回忌までは喪服が相応しいとされています。特に施主や遺族は故人に近い家族として、必ず喪服を着るべきと言っても言い過ぎではありません。


7回忌以降は、法事への出席者も本当に近い親戚や身内のみになる場合が多いので、略礼服と言われる服装でも不自然ではありません。
この服装については、法事の様々なマナーの中でも一般的に最も注意が払われている事でもありますので、その慣習などについてもしっかり理解しておく必要があると言えるでしょう。

法事の服装、身内だけのとき男性女性子供の服装はこれが無難!

会食の席順 上座には僧侶を

僧侶には上座に座って頂きます。その隣に施主が座ります。
そして僧侶の近いところから親族以外の参列者に座って頂き、施主以外の親族は末席に座ります。

親族の中での順番は、故人から遠い人から上座に座り、故人に近い人が下座に座ります。

ただし、これはあくまでも目安でもあります。
なるべく会食中も会話が弾むように、親しい人同士を近い席に座って頂くなどの気遣いはするべきです。

その為には参列者がそれぞれどういう関係の方であるのかをしっかりと把握しておく必要もあると言えますね。

法事の席順の決め方とマナー!会食の上座と下座は誰の席?

法事会食始めの挨拶 ポイントは4つ「お礼」「報告」「想い」「締め」

法事会食では施主が挨拶をする必要がありますが、沢山の参列者がいる場合など、何をどう話したらいいのか戸惑ってしまいがち。


そんな時の為にこの4つのポイントを覚えておいて下さい。

  • 参列いただいた事に対する「お礼」
  • 自身や遺族の近況を「報告」
  • 亡くなってから感じた故人への「想い」
  • 会食や歓談がしやすいような「締め」

参列いただいた事に対する「お礼」

参列者の方々は故人の為に時間を割いていらしてくださっている訳ですから、感謝の気持ちを込めて挨拶はまずお礼から始めましょう。


「本日はご多忙中にもかかわらずお集まり下さいまして、誠にありがとうございました。」
「本日は皆様お忙しい中、亡き○○の○周忌にお参り頂きまして、心からお礼申し上げます。」



この様な感じです。
ここの部分に心がしっかりとこもっていれば、挨拶の90%は成功と言えます。

自身や遺族の近況を「報告」

次に故人が亡くなってからの自分たちの近況についても、参列者の方々は心配して下さっている事が多いので、触れておきましょう。


「早いもので○○が亡くなりまして○年の年月が流れました。○○が亡くなってから慌ただしく時が流れておりますが、今では哀しみも少しずつ和らいできております。これも生前親しくして頂いた皆様のお力添えの賜物と深く感謝いたしております。」


この通りに言ってしまうと、少し堅苦しいですがちょっとしたエピソードなども盛り込んでみても良いかも知れませんね。

亡くなってから感じた故人への「想い」

亡くなってから感じる故人との想い出も沢山あると思います。


「○○亡き後、呆然とする日々も過ごして参りましたが、今では少しずつ○○との思い出を穏やかな気持ちでたどれるようになりました。これもひとえに皆様方の暖かい励ましのおかげと、心から感謝しております。」


これも少し堅い印象ですが、例えば、故人の家族だからこそ話せる想い出もありますよね。そういうお話は参列者の方々も聞きたいと思っているはずです。

会食や歓談がしやすいような「締め」

会食前挨拶締め部分は案外重要です。
その後に会食・歓談が始まりますので、なるべく和やかな雰囲気に出来る様心掛けましょう。


「これからも変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。たいしたおもてなしもできませんが、どうぞごゆっくりご歓談下さいませ。また、○○の思い出話などもお聞かせ願えればと存じます。本日はありがとうございました。」


この様な感じですね。

そしてこれも重要なポイントですが、「あまり挨拶が長くならなようにする」事も意識したほうが良いです。会食前ですから、長くても5分くらいを目安にされた方がよろしいでしょう。

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会食終わりの挨拶 必須ワードは「今回の法事はこれにて終了します」

会食・歓談中の参列者にその終了を知らせる挨拶に最も必要な言葉は

「今回の法事はこれにて終了します」という案内です。


「本日はお忙しい中、最後までお付き合いいただきありがとうございました。そろそろお時間となりましたので、これにてお開きにしたいと存じます。」


のように、挨拶をしても中にはお話に夢中でしっかりと聞いて下さっていない方もおられるかも知れません。
そこで最後に「今回の法事はこれにて終了します」とやや大きめの声で案内して差し上げる事も必要です。


またこの際に、「名残はつきませんが、これからも家族一同、力を合わせて頑張っていく所存でございますので、どうか変わらぬご支援をお願い申し上げます。」
と言った「お願い」の気持ちも伝えると、より締まった閉会になります。

法事に出席・参列するときの挨拶やマナーと出席できない場合の対処方とは?

法事会食にかかる金額

食事にかかる金額は様々

その法事が亡くなってからどれくらい経っているのかや、行われる場所などによって、食事の金額相場には大きく違いがありそうです。


一般的に新盆や一周忌などで親族以外の参列者も多く出席する場合の食事金額の相場は1人当たり5000円~10000円と言われています。
しかし、これがホテルなどを会場としている場合は8000円~12000円くらいと若干高めになります。


三回忌以降で親族のみ、あるいは自宅で行う場合は仕出し弁当などで3000円~5000円くらいが相場の様です。

引き出物は2000円~5000円が相場

最近は遠方からいらした方の荷物を増やさない意味でもカタログギフトの需要が高まっている様ですが、故人が好きだった物なども法事ならではの引き出物と言えるでしょう。

僧侶にお渡しするお金

僧侶にはお礼をお渡しする必要があります。

会食に同席される場合はお布施お車代(外出して頂いた場合)

会食をご辞退された場合はお布施お車代(外出して頂いた場合)御膳料をお渡しするのが一般的です。

これらについては、その家々によってもかなり金額は変わりますので、ここには平均相場を目安としてご紹介します。


お布施(お経料)3万円程度
お車代  5千円~1万円
御膳料  5千円~2万円



お金を入れる袋の表書きは薄墨である必要はありません。
市販の白い封筒を使っても失礼にはあたりません。

まとめ

法事を執り行うのは大変な事です。
特に、多くの出席者をお招きする場合などは、施主や遺族にとって緊張の1日になるでしょう。

ただ、こうした苦労も全て亡くなった故人に対する供養であると思えば、案外乗り切れるものです。
また、こういう時にこそ親族の支えを強く感じる事も多いです。

大切な事は、法事に対して真摯な態度で取り組む事ではないでしょうか。
そうした姿勢があれば、多少の粗相があっても許されるものです。

今回のまとめがみなさまのお役に立てばうれしいです。

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