どなたでも何度か法事に出席した事がおありでしょう。しかし、意外にそのマナーについてはよく分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?


いざと言う時に「あれ?こういう時はどうしたら・・・・?」と慌ててしまった経験のある方もいらっしゃるかも知れませんね。
特に会食の席順の決め方で上座が誰になるのかなど、あらかじめ抑えておかなくてはならない事もありますよね?


今回はそんな時でもきちんと振舞えるような法事についての基本をまとめてご紹介いたします。

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法事後の会食のマナー ポイントはこの4つ

  • 会場選び
  • 料理の内容
  • 席次の決め方
  • 会食中の話題は「適度に整理すべし

会場選び

法事で会食を行う場合、まずは会場選びがとても重要なポイントとなります。

参列する方の人数を把握し、お寺の一室を借りたりホテルやレストランなどで行う事が多いようです。近い親族や身内だけで行うのか、参列された方を大勢お招きするのかによっては、法要会場と会食会場の移動時間や場合によっては休憩時間を取るような配慮が必要な場合もあるでしょう。

法事の会食は必ず必要なものではありませんが、節目の儀式として執り行うのであれば、僧侶や参列して下さる方々に失礼のないスムーズな流れを考え準備する事がとても大切です。

料理の内容

法事での会食と言えば精進料理が基本でしたが、最近は懐石料理などを振舞う事が多いようです。また、仕出し弁当を頼むことも増えているようですね。

いずれにしても、料理を予約する時にそれが法事の会食である事を事前に知らせておくのも大切なポイントです。

席次の決め方

これについては原則があります。
僧侶には上座に座り、その隣に施主が座ります。そして僧侶の近いところから親族以外の参列者に座って頂き、施主以外の親族は末席に座ります。

親族の中での順番は、故人から遠い人から上座に座り、故人の近い人が下座に座ります。
この席順は結婚披露宴などとも同じです。


当日になって慌てない様に、会食される方々がそれぞれどういう関係の方なのか、施主はしっかりと把握しておく必要があります。
前もって席次表などを作っておいてもいいのかも知れませんね。

会食中の話題

普段あまり付き合いの深くない方とも法事では一緒に会食をする事になります。
そういう時、「何を話したらいいのか分からない!」と言う方も多いのではないでしょうか?

法事の席ですので、故人の思い出話をするのが一番であるのは間違いありませんが、共通の話題がないと話に詰まって気まずくなったりもしがち。
そんな時にはこのキーワードを覚えておいて下さい。


「適度に整理すべし」
これは会話に困った時に使える話題を語呂合わせにしたキーワードです。


テ(テレビ)、キ(気候)、ド(道楽)、ニ(ニュース)、セ(生活)、イ(田舎)、リ(旅行)、ス(スター、スキャンダル)、ベ(勉強)、シ(仕事)


これであれば、全く知らない相手にでもお話出来るような気がしてきませんか?
是非、活用してみて下さい。

法事会食の服装や席順、挨拶や金額について教えます!


では、会食だけではなく法事全般の一般的な慣習やマナーについても少しご説明しましょう。

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法事全般の一般的な慣習やマナーはコレ

法事には誰を招く?

一般的に三回忌(亡くなってから丸2年)までは親族以外の友人や知人などまで比較的広く招くことが多いようです。
それ以降は、家族や近い身内だけで行うのが一般的です。

服装についてのマナーは?

一周忌の頃までは基本的に喪服を着るのが一般的です。
男性であれば黒のスーツ、黒ネクタイ。
女性の場合は黒のワンピースやスーツ。
学生や子供の場合は、制服かそれに準ずる白、黒、紺色などの服装が望ましいとされています。


三回忌以降では派手な色合いの服などはその場に適しませんが、喪服を着用する必要はありません。いわゆる略礼服とされる服装で出席すれば失礼にはあたりません。


男性であれば、グレーや紺などのダークスーツ、白いワイシャツ、ネクタイもダーク系にした方がよろしいでしょう。
女性も同様にダーク系のワンピースやスーツ、アンサンブルなどでまとめましょう。


法事の服装、身内だけのとき男性女性子供の服装はこれが無難!

香典はどうしたらいい?

法事に参列する時には、ご仏前として現金を施主にお預けするのが一般的です。
金額については、故人や遺族との関係によっても変わってきますが、会食を伴う法事の場合は1万円前後が相場であるようです。

法事の流れ

宗派やその地域の慣習などによって違いはありますが、法事の基本的な流れは以下のようになる事が多いです。


・施主の挨拶
・僧侶による読経・法話、参列者の焼香
・お墓参り
・施主の挨拶
・会食(おとぎ)
・散会


香典返しは必要?

参列していただいた方に引き出物を準備するのが一般的です。


金額の目安については2000円~5000円くらいの品物を用意する事が多いようです。会食されないでお帰りになる方もいらっしゃいますので、渡しそびれの無いように、チェックシートなどを作っておくといいかも知れません。

お布施は必要?

僧侶に読経をお願いする際には、お布施は必ず必要となります。


また、法事会場までお越しいただく場合はお車代も事前に用意しておくのが一般的なマナーです。会食をご遠慮された場合などは、これに加えて御膳料などを別にお渡しするケースもあるようです。

まとめ

法事の目的は「故人を偲ぶ」事であると同時に、残された親族のグリーフケアとしての意味もあります。

グリーフとは死別による喪失感などから受ける心の深い悲しみを指す言葉です。
そして、その深い悲しみから少しずつ立ち直って日常を取り戻していく過程において必要なのがグリーフケアであると言われています。

法事の席においてはそこに参列をしているだけで、実は施主や親族に対してグリーフケアをしているとも言えます。

その中で、一般的な慣習やマナーなどを意識した行動をとる事もその一助となるのではないでしょうか。

今回のまとめがみなさまのお役に立てば嬉しいです。

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